社会福祉HERO’S

元高校球児の一福入魂!救護施設ソーシャルワーカーが行く!①ホンキの福祉との出会い

社会福祉な「まいにち」

執筆者 よこすか 2020.02.03

みなさんはじめまして、社会福祉ライターの横須賀と言います。茨城県那珂市にある社会福祉法人ナザレ園の救護施設で相談員をしています。

皆さんは“福祉”と聞いて何を思い浮かべますか?多くの人は高齢者・障害者が住む施設で日々介護を行っている介護員を思い浮かべると思います。かくいう私も福祉=介護を思い浮かべていました。

野球部時代の筆者の写真

私は小学生の頃から野球と遊びに打ち込む毎日でした。高校でも野球部に入部し野球づけの毎日でした。部活動引退後、今後の進路を考えなくてはいけなくなりましたが、とくに決めておらず、友人が行く大学に進学しました。そしてとくに考えも無く入った大学の学科がたまたま社会福祉士養成の学科でした。

そんな、なんとなく福祉を学んでいた私が3年生になり、実習を行った施設で感じた「衝撃」がホンキで福祉の道に進むきっかけとなりました。

私が実習で行ったところは「救護施設」と呼ばれるところでした。救護施設は生活保護を受けていて、何らかの理由により自室での生活を送ることが困難な人たちが自立をめざして訓練をする施設です。入所の最低条件が「生活保護の受給者」と「福祉事務所からの依頼」の2つであり、身体障害がある方、精神障害がある方、知的障害がある方など、生活するうえでの困難を抱えている利用者が多いのが特徴です。

身体障害や知的障害が重い利用者には「介護」などの身体的なケアも行います。その他の利用者には相談支援や見守りが主な支援方法になります。なかには職員なのか利用者なのか判断がつかないほどしっかりしている利用者もいます。

ナザレ園では農園をもっていて、最近米づくりも始めました。職員も利用者も手探りでの米づくりを一緒に行っています。

それだけ利用者に幅があるため、利用者一人ひとりへ支援の仕方や関わり方も違い、対応する職員は覚えるのが大変です。ですが私にはその「ケアの多様さ」にこそ、職員たちがやり甲斐が感じている施設だと感じられました。

利用者のなかには地元で一人暮らしを行うことを希望している方も多く、自立をサポートする仕事もあります。

退所後のアパートを探すため、利用者と一緒に不動産まわりや内見に行ったり、ハローワークへの同行や利用者の希望する仕事場に面接の依頼、面接の同行なども行います。

また施設の除草作業や建物などの修繕作業を行う際には腕に覚えのある利用者に助言をもらったり、一緒に作業を行うなどもしました。大学では“リスクを避ける”ように学んでいたので利用者に作業をしてもらうことで怪我やトラブルの原因になってしまうのではと職員に話を聞くと、

「確かに怪我などのリスクはあるかもしれないが、スキルをもっているのに使わないのは本人にとってマイナスになってしまう。自立した場合には何でも自分で行うことになる。利用者も一緒に作業を行うことで施設のよい雰囲気づくりにもなり、利用者も過ごしやすく職員も働きやすい環境をつくることが出来る」

とのお話しをいただきました。

私は「福祉とは職員から利用者に与える物」と思っていたので、この法人が、職員と利用者とが、ある一定の線引きはあるものの、対等な立場で支援を行なっていることに、深い感銘を受けました。そして私も救護施設で利用者の自立を手助けしながら利用者にさまざまな事を教えてもらいたいと思うようになりました。

そして福祉といえば「介護」くらいのイメージしかなかった自分が、縁あって実習を行ったナザレ園に就職することが出来ました。1年特別養護老人ホームで働いた後、現在に至るまで、配属希望であった救護施設で生活相談員として働いています。

そんな自分が感じる福祉を今後連載していきたいと思っています。

つづく。

よこすか
茨城県社会福祉法人ナザレ園 救護施設ナザレ園 生活相談員

福祉の大学に進学し、その後社会福祉法人ナザレ園に就職し、現在は救護施設ナザレ園で生活相談員をしています。なんとなく進学し、流れのままに就職したのですが、現在はこの仕事は自分に合っていたんじゃないかなと思っています。なんとなく生きてきて、まだまだ20代前半のような気持でいた自分も、結婚して子供が二人生まれ、来年には30歳になります。
今後は利用者と自分の家族の為になんとなくではなく、しっかりと働いていきたいと思います。
法人Facebook https://www.facebook.com/NazareSocialWork/

福祉の大学に進学し、その後社会福祉法人ナザレ園に就職し、現在は救護施設ナザレ園で生活相談員をしています。なんとなく進学し、流れのままに就職したのですが、現在はこの仕事は自分に合っていたんじゃないかなと思っています。なんとなく生きてきて、まだまだ20代前半のような気持でいた自分も、結婚して子供が二人生まれ、来年には30歳になります。
今後は利用者と自分の家族の為になんとなくではなく、しっかりと働いていきたいと思います。
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