社会福祉HERO’S

ムービー出演者インタビュー(ソーシャルワーカー 横須賀恒太さん)

編集部ニュース

2018.12.10

社会福祉の魅力を伝えるプロモーションムービーにご出演いただきましたソーシャルワーカーの横須賀恒太さんにお話をうかがいました。

<編集部>
まずは横須賀さんが勤められている「救護施設」とは、どのような場所なのでしょうか?

<横須賀さん>
18歳以上の生活保護の被保護者で、身体や精神の障害、経済的な問題も含め、様々な事情によって在宅生活が困難になった方たちが、健康に安心して生活するための保護施設です。障害者施設や高齢者施設とは違って、障害や年齢による区別がなく、身体障害や知的障害のある方、精神障害のある方など、多様な方が生活しています。DVなどの虐待避難、ホームレス等のシェルターとしての役割も備えています。僕たちソーシャルワーカーは、生活保護法に基づいて、その方たちの生活相談を受け、施設退所に向けた人生設計の支援を行っています。現在私たちの施設ナザレ園には、僕を含む3名のソーシャルワーカーが在籍。施設の介護職員たちと連携し、95名ほどの入所者の暮らしの様々を支援しています。

<編集部>
「人生設計の支援」というと、具体的にどのようなことを行っているのでしょうか?

<横須賀さん>
生活の安定を図るために、生活時間のリズムを整えることからスタートします。“朝起きて日中活動し、夜寝る”。ごくごく当たり前に感じることですが、入所者はこの部分が乱れてしまっていることが多いんです。生活のサイクルが正常に整うことで、団体生活もしやすくなっていくので、まずは正しいリズムで生活できるようになることを意識しています。
日中は袋を作ったり、畑仕事をしたり、手と体を使う作業を行います。また、自立に向かっていく人たちの退所後の職探しや住居探しのお手伝いなども、ソーシャルワーカーの仕事です。

<編集部>
かなり幅広い支援を行っているんですね。

<横須賀さん>
僕たちソーシャルワーカーは、入所者の方たちが自立した日常生活を送れることを最終的な目標としています。そのため、ご本人の希望に応じて「居宅生活訓練」という救護施設に在籍しながら園の所有する住居でひとり暮らしの訓練を行う、地域移行のためのサポート(出口支援)も行っています。こちらではご近所付き合いのやり方から買い物の仕方、家計簿の付け方、ゴミの出し方など、より日常の暮らしに根ざした様々な訓練をサポートしているんです。

<編集部>
サポートを行う上で、横須賀さんが大切にされていることってなんですか?

<横須賀さん>
相談者一人ひとりの望む支援を行うこと、でしょうか。通り一遍の支援を行うのではなく、その人それぞれの希望に応じた提案やサポートをしていきたいといつも考えています。入所している方たちは僕よりも年齢も人生経験も豊富な方たちが多く、日々のコミュニケーションを通じて教えてもらうこともたくさんあります。職員だからと意気込みすぎずに、同じ目線に立って一緒に楽しめるようなサポートができるのが理想ですね。

<編集部>
谷まりあさんの撮影中の様子はいかがでしたか?

<横須賀さん>
谷さんは、救護施設というあまり馴染みのない施設や活動に興味を持ってくださったようで、いろいろと質問をしてくれたのが嬉しかったですね。入所者の方たちにも、とても気さくに接してくださって。若くきれいな方が訪問してくれたおかげで、施設の空気もぱっと華やぎましたね(笑)

<編集部>
今後どのような活動を行っていきたいですか?

<横須賀さん>
これからも相談者一人ひとりの気持ちに寄り添った支援を行いたいと考えています。押し付けるような支援ではなく、相談者も自分も一緒になって楽しめるような支援を続けていきたい。それがご本人の日々の暮らしの楽しさに、ひいては今後の自立に繋がっていくんじゃないかな、と思っています。

<編集部>
ありがとうございました。

横須賀さんご出演のムービーはこちら

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